コラム

2012-02-28

通し柱のデザイン

リフォーム設計では、どうしても動かせない柱などの制約があり、デザインや間取りの計画に強い制約が発生します。

耐震強度などは確保しつつも、壁位置を変更することは容易なのですが、一階と二階を貫通する「通し柱」は、まず動かせない部類。

ここを如何に違和感なく納めるかが、設計者の腕の見せ所だと思います。



この事例では小さな和室群を広い洋室に変更するなど、開放的な間取りに変更したかったのですが、残念なことに部屋の真ん中に、通し柱が・・・。

そこで、傷だらけの柱を補修しつつ、柱上部の2F床補強を単純な十文字に計画し、もともとあった大黒柱の如くデザインしてみました。



広くオープンになったLDKの、どこからでも見えるこの柱は完成に近づくにつれ、単調な室内にインテリアとしても映えるような「住いのシンボル」へと、うまく変貌させることができました。

20世紀の偉大な建築家も、機能的に優れている物はデザイン的にも美しい、との言葉を残しています。特に建築のデザインは、全てしっかりした理屈の上で成り立っています。

→関連記事http://www.form-zenoma.jp/construction/2010/02/a-1.html

無駄なものではなく、意味があるからこそデザインに見え、美しくなる。航空機が美しくみえるのは、機能と効率を究極的に突き詰めた果ての姿だからです。

各部屋の在り方や位置付けをはっきりさせた上で、全体をデザインしてゆけば、いくらリフォームだといっても、木の風合いや構造美を活かした格好の良い住いを造ることが出来る好事例となりました。
◆知りたかったことがいっぱい詰まったフォルムゼノマのHPはコチラ◆

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