コラム

 公開日: 2014-08-07  最終更新日: 2014-09-27

デザイン墓石が示す新しい時代への可能性。

こんにちは☆
富山の墓石専門店㈱スナダ石材 墓石アドバイザー 砂田嘉寿子です。

毎年行われている全優石の「ニューデザインお墓コンテスト」第20回の結果が発表されました!

今年ニューデザイン大賞に輝いたのは、5歳のお孫さんが描いた「じいちゃんとばあちゃんの絵」が彫ってある墓石です。

施主であるお父様から新しいお墓のデザインを考えてほしいと、デザインの仕事をされている息子さんに依頼がありました。
そこで5歳の娘さんが描いたおじいちゃんとおばあちゃんの絵を棹石に彫刻することに。
鏡のように磨かれた横型の石が空を映しだすことに気付かれた息子さんは、平らな形の石に絵を彫ることに決められました。
そして完成した墓石は、天上と地上を結ぶ特別なしかけがしてあるように見えるお墓に仕上りました。

お墓の形やデザインは、十年くらい前から比べるとずいぶんと変化し、多様化してきています。
この墓石のように施主のご家族の「考え」や「想い」がデザインに反映されるようにさえなりました。

あのスティーブ・ジョブズが、
「Design is not just what it looks like and feels like.
Design is how it works」
~デザインとは、単にどのように見えるか、どのように感じるかということではない。どう機能するかだ。~
という言葉を残しています。

ということで、この言葉に照らし合わせて、「お墓のデザイン」がどのように人々に機能しているかを考えてみました。

お墓はどうして「デザイン」されるようになったのでしょうか。

デザインにはその言葉の意味からも「機能性」が含まれますが、お墓に求められる「機能性」は限りなく少ないです。
その答えはシンプルかつ簡単で、なぜならお墓で人は生活していないからです(笑)

もちろん比喩的に「お墓は終の住処」と表現されます。
そして実際にお骨を入れるカロート(納骨堂)の扉周りには、鴨居、方立(ほうたて)などの建築用語が使われています(富山県の一般的なお墓の場合)。

ただ、実際に生きている人が使う物や生活の場である空間に比べ、求められる機能性ははるかに少なく、そこにそれほどこだわる必要がない程度にお墓の施工技術も向上しています。

では墓石にとっての「デザイン」とは、どういう目的があるのでしょう。
もちろんデザインの重要な部分である「見た目」もありますが、デザイン墓石もこれだけ多様化していますし、今回大賞に輝いた墓石は一見非常にシンプルなお墓で、デザインの主張はむしろ小さい感じがします。

スナダ石材で建立させていただいたデザイン墓石の施主様とのお話から分かったのは、人間の普遍的な欲求である「コミュニケーション」が「お墓をデザインする」ということにつながっていっていることです。

昔は時空を超えた「コミュニケーション」は宗教が担っていましたが、科学技術の発達と共に宗教に拠らない生き方を選択する現代人が増えました。
しかしどれだけ時代が進んでも、人が持つ「コミュニケーション」への欲求は飽くことがなく、テクノロジーの発展とともにむしろその欲求は強化される方向にあります。

「亡き人、また未来の家族とコミュニケーションできる空間」のお墓作り

生きた人間とは生きた言葉を使えばコミュニケーションできます(難しい時もありますが…)。
生きている間に費やしたコミュニケーションは、どちらかが居なくなった時に「カタチ」として残っていなければ、それは「コミュニケーションできない…」という辛さへと移り変わります。

現代人の寿命が延びたことで、パートナーや家族を亡くした後の人生も長く続いていくのが、これから私達が直面していく課題でもあります。

「亡き人、また未来の家族とコミュニケーションできる空間」を「自分達でデザインする」。

これは、21世紀に生きる私達が辿り着いた、新しいお墓作りの在り方なのかもしれません。

※他にも「デザイン墓」について、掘り下げて考えています。→こちら

┌─富山県にてお墓を建てる方へ
└─────────────────────────────────
 ◇お墓の正しい知識をご案内します。
  └お墓を購入される前に知っておいた方が良いこと。
  http://www.e-isiyasan.com/message/index.html
  ────────────────────────────────
◇建てかえるまでもないが、生じた傷みを直したい!方へ  
  └墓石の細かい補修・お墓リフォーム・墓石クリーニングも承っております。
  http://www.e-isiyasan.com/cleaning/index.html
  ────────────────────────────────
◇お客様からいただいた感想をご紹介いたします。
  └お客様からいただく声を一部ではありますが、ご覧ください。
  http://www.e-isiyasan.com/voice/index.html
  

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株式会社スナダ石材 [ホームページ]

石職人 砂田嘉寿子

富山県富山市西二俣612 [地図]
TEL:076-427-1160

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