コラム

 公開日: 2015-01-05  最終更新日: 2016-10-03

なぜ、人はお墓参りで新年の抱負を語りかけるのかが分かりました。

新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
富山の墓石専門店㈱スナダ石材 墓石アドバイザーの砂田嘉寿子です。

新しい年は大雪からのスタートとなりましたね。
とはいっても雪が全くないと、新年が開けたという気がしてこないのも北陸のお正月であります^^;

新年を迎え、各地でお墓参りをされている方も多いと思いますが、富山では墓地の積雪も多いため、家でご仏壇に手を合わせられている場合が多いかと思います。(←うちもほとんどのお正月がこの形です)

新年の墓参りをし墓前で今年の抱負を語る、という色んな人のフェイスブックでの投稿を見ていて思ったことがあります。

なぜ、人は墓前で新年の抱負などを自然に語りかけてしまうのか。

私達もお墓は家族と語りあう場所だ、ということを口を酸っぱくして日々発信しているわけですが(笑)、なぜそうなるのか、なぜそれが自然に受け入れられるのか、またそれに共感しない場合はどうしてなのか、ということまで考える人はあまりいないと思います。
皆さん、それは自然に「あ~、そうだよね。お墓って言われてみればそういう存在だよね」という感じで、すでに体得しておられるので、そこまで深く掘り下げる必要はないでしょう。

でも私は違います(笑)
そういうことを自然にしてしまうように働きかけている「意識」というものは、一体何?ということが気になってくるんです。

その正体がハッキリ分かったお正月でした。
(何となく前フリの長いTV番組のようになってきました・笑)

墓前に語りかけることが出来るのは、それは私達の意識下に、「墓を見ている自分と墓から見られている自分」が存在しているからなのです。

「人が花を見る時、花も人を見ている。そのとき、花と私たちの間には、ひとつの「場」が出来上がっている」 
これは哲学者・人類学者の中沢新一さんの言葉です。
この、物体との境界を超える感覚というのが日本人は非常に鋭く、強いということを著名な民俗学者、仏教学者達も言っています。
それを作家の赤坂真理さんは、「『モノ』への恋あう力」と表現されていました。
恋心に近いくらいの、モノと一体化しようとする力が「モノづくり」という技術の高さにつながっている日本人の一つの「特性」であり「感性」でもあります。

お墓は死者と一体化できる場所になっている

墓前で新年の抱負を語る場合、お参りしている人の感覚というのは、死者と一体化し、死者がそこに再生しているように捉えていると言えます。

禅の「万物一体」の思想は、お墓参りをする私達の行動からも見てとれるほどに、一般庶民にも何の違和感もなく自然に浸透していっているのです。

それは、日本人が持つ死者への感性ともつながり、亡き人を記憶している限り、こういう場があることで「一体化を遂げている私達」というのが、墓という存在が出来てから現在にもつながっている、~だけど「無意識」である~、墓文化なのではないかと思います。

一体化できる場所。それがコミュニケーションの場

「死者と一体化」できる場所というと、なんだか重々しい感じがしますが、これを現代的に言うと、「コミュニケーションできる場所」ということではないでしょうか。
人は、コミュニケーション手段を通じて進化してきていますよね(言語の発達が顕著です)。
時空を超えたコミュニケーションをスムーズに行うには、そのモノの形・素材を上手に生かすことにあると思っています。

だから私達は、「墓という形」にこだわっています。
墓という「モノ」に恋しているんです(笑)

私達は「墓作り」においての進化をやめません。
コミュニケーションツールがどんどん進化していくように、私達は墓作りの進化を今年も模索しながら、また一歩ずつ踏み出していきます。

┌─富山県にてお墓を建てる方へ
└─────────────────────────────────
 ◇お墓の正しい知識をご案内します。
  └お墓を購入される前に知っておいた方が良いこと。
  http://www.e-isiyasan.com/message/index.html
  ────────────────────────────────
◇建てかえるまでもないが、生じた傷みを直したい!方へ  
  └墓石の細かい補修・お墓リフォーム・墓石クリーニングも承っております。
  http://www.e-isiyasan.com/cleaning/index.html
  ────────────────────────────────
◇お客様からいただいた感想をご紹介いたします。
  └お客様からいただく声を一部ではありますが、ご覧ください。
  http://www.e-isiyasan.com/voice/index.html

この記事を書いたプロ

株式会社スナダ石材 [ホームページ]

石職人 砂田嘉寿子

富山県富山市西二俣612 [地図]
TEL:076-427-1160

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

3

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
とやまシニアライフ応援団
終活 シニアライフ

桜の開花を今か今かと待ちわびているこのごろですが、「とやま終活カフェ」は名称を新たに、ここに開花宣言いたします!その名も「とやまシニアライフ応援団」です。...

まもりびと
墓守

「あなたもわたしも いつかは まもりびと」大切なご両親、最愛のパートナー、愛しいわが子が眠るお墓を守るひと。また、ふるさとから遠く離れた場所で、故郷の墓を...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
砂田嘉寿子 すなだかずこ

デザイン墓石で想いをかたちにするお墓づくりをサポート(1/3)

 スナダ石材は“想いをかたちにするお墓づくり”をモットーに掲げ、施主の要望に応えるオリジナルデザインの墓石を数多く手掛けています。メモリアルアドバイザーの砂田嘉寿子さんは「お墓づくりは個人と家族の時間に想いを寄せるきっかけにもなります。自分...

砂田嘉寿子プロに相談してみよう!

北日本新聞社 マイベストプロ

お墓の改葬・墓じまいについての悩み解消

会社名 : 株式会社スナダ石材
住所 : 富山県富山市西二俣612 [地図]
TEL : 076-427-1160

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

076-427-1160

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

砂田嘉寿子(すなだかずこ)

株式会社スナダ石材

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

【富山市M様】店の前を通ったときに印象に残った展示墓をご建立

Q1.お墓を建てるにあたり、どのようなことで悩まれましたか?...

M様
  • 60代以上/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
過去はサル。欲しい未来をトルために来年こそは飛び立とう!
イメージ

こんにちは!メモリアルアドバイザーの砂田嘉寿子です。あなたにとって、2016年はどんな年だったでしょうか。...

[ 店舗情報 ]

富山の墓のここがすごい!~納骨 編~
イメージ

平成25年の人口動態統計によると、年間の死亡者数は126 万 8432 人で、前年よりも1万人以上の増加となっています。...

[ お墓に納骨 ]

【謎の事件簿】墓の納骨堂を開けると一つの骨壺だけに水が溜まっていた!?
イメージ

先日、古いお墓から新しいお墓へお骨を改葬するためのお手伝いとして、墓前法要のあと、お墓の納骨堂からお骨...

[ 墓じまい お墓の引っ越し(改葬) ]

ツィッター用語を墓石業界用語に変換してみるとこうなった!
イメージ

FacebookにTwitter、LINE、InstagramとたくさんのSNSが登場し、もはやSNSがないと生きていけない、否、死んで...

[ 墓石業界用語辞書 ]

認知症に勝てるもの。それは「お墓」だった!~石田さんちの大家族より~
イメージ

うちは夫婦で「石田さんちの大家族」が好きなんですよ。で、放映されるときはだいたい観るんですよね。サブ...

[ お墓参りの効能 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ