コラム

2015-04-23

散骨について私が思うこと

こんにちは☆
富山の墓石専門店㈱スナダ石材の墓石アドバイザー・砂田嘉寿子です。
ようやく春らしい気候になってきました!
週間天気予報が全て晴れマークになっているのを見ると、本当にうれしくなりますね^^

さて、タイトルの「散骨」についてです。
映画のシーンに出てきたりと、散骨というと何か特別な感じがしますよね。
私ももっと若かりし頃は、ある有名人が「私が死んだら、ハワイの海に散骨してほしい」と言っていたのを聞いて、すごくカッコイイなと思ってたものです。

私が海に散骨しないワケ

しかし、すぐに「私はないな」と思い直しました。なぜなら、私は「海が怖い」からです(笑)

私の実家は魚津の漁港近くで、子供の頃はよく漁港で友達と遊んでいました(今の時代はありえないかも…)。
低学年の頃、そこの赤灯台のふもとまで行き、波打ち際で小さな蟹を取ろうと遊んでいると、強い波がきてびっくりし、海に落ちてしまったことがあります><
その当時まだカナヅチで、水に顔をつけるのがやっとかっとという体たらくだったので、当然溺れました。
幸い、友達が近くで釣りをしていた方に助けを求めてくれて助かりましたが、もし近くに誰もいなかったら、今ここにはいなかったかもしれません。

プールの時間、水に顔をつける時も水中で目を開けられないくらいに水が怖かった当時の私ですが、溺れてる最中に「海の中を見たい!」という誘惑が頭をよぎり、勇気を振り絞って目を開けた海の中は、暗く静かな闇が広がる世界でした。
一瞬、「このまま死んでしまうのかな」と思いましたが、無事ことなきを得たという経験をした私にとって、「海に散骨」というのは死んでもやめてもらいたいことです^^;

また昔は、魚のアラを夜の漁港に捨てに行っていました。
魚の亡骸を自然に還す行為のようですが、海が汚れるとかで地元では禁止されていたので、夜にこっそり捨てに行っていました(笑)

海への散骨というと、実は私の中ではこのイメージが頭に浮かんでしまうのです…。

海は自然の恵みであり、脅威であるという思いが染みついている

そして、父親が漁師だったこともあり、海というのは一家を養う恵みの宝庫であるとともに、荒波が船を襲う脅威でもありました。漁師の中には命を落とした方もおられ、そういう自然の脅威にさらされているという面があったので、私にとっては海が最期の安寧の場にはなり得ません。

もちろん、実際の散骨は魚のアラを捨てるようにはしませんし、荒れ狂う日本海に散骨しに行くことはありません。
それでも、私の「海」に対する小さな頃からのイメージというのは、どんなに穏やかな海を見ていても、やはりその裏の「恐ろしさ」は消えることがないんですね。

海への散骨がポピュラーにならないのは?

でも、結構そういう方も多いんじゃないですかね。
人間はずっと昔から、海への憧れ以上に恐れを抱いてきたんじゃないかと思うんです。
もし逆であったなら、海への散骨というのは墓以上にずっと昔からポピュラーな方法になっていたはずだと思うのですが、何かそれに対して抵抗感を持つ人の方が多かったんだと思います。

また富山に関して言えば、昔から水害が多い地でありました。
流れの早い急な河川も多く、海じゃなくても「水」の威力、恐さを昔の人は身にしみて感じていました。

現在はあまりそういったことに不安を覚えることはないかもしれませんが、人間の本能の部分に「水」のありがたさと恐ろしさが組み込まれていて、それが亡骸を「水」からは避けようと守るようになっていったと考える方が、より自然な気がします。

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