コラム

2015-06-26

仕様(スペック)を強調する石材店の営業は、技術を知らない場合が多い。

こんにちは☆
富山の墓石専門店㈱スナダ石材の墓石アドバイザー 砂田嘉寿子です。

お客様から聞いたお話。これは、アリ?ナシ?

あるお店で墓石の鏡面を別の角度から見た時に、そこがボコボコだったことに気付いたお客様が、そちらの営業マンにこれはどうしてなのかと尋ねました。
するとその営業はこう答えたそうです。
「これはしょうがないですね」

これは全く技術を知らない者の言葉です。
研磨してある石の表面がデコボコなのは、磨く前の下地の段階の問題です。
下地の段階でこうしてサシガネを使いながら、平らになるよう石を研磨しますが、ここの段階でデコボコになっているのをいくら上から研磨しても、それはデコボコにしか仕上がりません。ちなみにデコボコしていて、おうとつがある方が研磨に強弱がかかってツヤはキレイに出ます。
サシガネで水平をとる
画像は、スナダ石材の展示品です。
アールになっている箇所にサシガネをあててみましたが、どこの箇所もまったく隙間がなく、さすがの一品です(笑)

ちなみに研磨をするのは手作業です。
研磨は何段階も刃を替えて行いますが、最初の段階で水平になっていないものは最後までボコボコしています。

今はほとんどの墓石が中国からの製品輸入になりますが、中国の工場も色々で職人が未熟なところは存在します。
そういう所からの製品を見極める目があるかないかは、売り手側にかかっています。
その売り手側が「これはしょうがない」と言いきったことで、何も知らないただの営業マンだったことが判明しました。

それもそのはず。そこは石材専門店ではない、異業種がお墓を売っています。
そこにいる営業マンは石やそれに関する技術のことは何も知るはずがなく、ただ安いとか、自社の製品の特徴を話すだけなんですよね。

「スペック」を売ろうとする石材店は要注意!!

技術を知らない営業マンに限って、仕様(スペック)を強調するふしがあるのではないかと思います。
ある営業マンが「墓石のここに注目すべき」という情報をお客様に与えたとします。
たとえば一つ例をあげるとすると、富山県のお墓の場合で言えば、納骨堂の扉部分の軸について。

ある営業マンが、「うちの扉の軸は石で出来ています」と言ったとします。
それは他店の墓石では軸が石でなくピンになっているので、そことの差別化を図るために言うのだと思います。

そうするとその情報を聞いたお客様は、「扉の軸は石でなければいけない」という固定観念が定着して、どこの石材店に行ってもそこを気にするようになります。

ちなみに軸が石かピン(金具)かの違いは、ピンの方が扉が軽く開きやすく、石の方が開けづらいという違いと、材質の問題で石の方がしっかりしているということになるかと思います。

ただここの扉部分は家の扉とは違い、開閉は一般的には納骨時だけです。
そして納骨というのは普通、何十年に一度くらいの頻度です。
ですので、本来はここはそれほどこだわるべきポイントではないのですが、一度「お墓の仕様はこうあるべき」という考えが、どこかのお店で刷り込まれると、必要か必要でないかという判断ではなく、そうでなければいけないんだ、と洗脳されてしまっている場合があります。

お墓は家ではない!仕様より技術に着目しよう

自分達が生活する家だったり、運転する車だったりする場合は、仕様はライフスタイルに影響しますので、とことんこだわるべきポイントになるかと思います。
しかしことお墓に関しては、そこは眠る場所であるので、細かい仕様はそれほど大きな意味を持ちません。

お墓の細かい部分は人間の手作業で作られていきます。
そのため仕様よりもその技術力を見るべきだと思います。

形が複雑になればなるほどそこに技術の差が現れます。
中々そういったことを確認するのは難しいかもしれませんが、心を打つ墓石というのは細かいところを見なくても、技術が素晴らしいのが一目瞭然です。

細かい仕様でお墓を見だすと、逆に石材店の情報に振り回されてしまう場合が多々あります。
香炉や花立てなど、よく使う付属品の仕様にはこだわると良いかもしれませんが、お墓本体の仕様に特徴があっても、それは必ずしも良いお墓であるとは限りません。

◇1956年創業、1500件以上の建立実績
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  http://www.e-isiyasan.com/

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株式会社スナダ石材 [ホームページ]

石職人 砂田嘉寿子

富山県富山市西二俣612 [地図]
TEL:076-427-1160

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