コラム

 公開日: 2015-09-14 

お墓と保険はどちらも「家族へ残すもの」

こんにちは。
富山の墓石専門店㈱スナダ石材の墓石アドバイザー、砂田嘉寿子です。

いつも9月ならまだ残暑を感じる時季ですが、今年は涼しいです。
涼しいだけなら良いのですが、雨の日も多く、北関東では記録的豪雨と水害に見舞われた方がおられ、本当に心が痛みます。富山にいるとそういった自然災害を感じることは少ないのですが、こうして何事もなく過ごしていられることが奇跡だと、あらためて感じ入るしだいであります。

保険をちょっと見なおしてみて分かったのは…

さて、先日ふと加入している保険が気になったので、チェックしてみました。
それは子供名義の保険で、いわゆる学資保険の代わりに加入したんだろうと思い計算していくと、同じ額を進学時まで貯金した方がお金が貯まる計算になりました。
「あれ?何でこんなのに入ってしまったのだろう」
そして契約内容によれば、今解約すると10万円くらい戻る計算になります。
「あ、これは今までかけて戻らない分はサンクコスト(回収できないお金)と割り切って、これからの事を考えて解約しよう♪」と思い立ち、電話を取ろうとしましたが、ちょっとその前にもう少しその内容を詳しく見てみることにしました。

すると、子供が25~30歳頃までかけ続けた時点で解約すると、急に返戻金の率が上がっていることに気付いたのです。
そこからは年々利率が上がり、60歳頃まで保険料を払い続けてしばらく放っておくと、払った保険料に対し戻ってくる解約金は、かなり膨れ上がることになっていました。
「あっ!」
そこで思いだしたのです。この保険に入った時に聞いた話を。
いつの間にやら学資保険の代わりだと思い込んでいたこの保険ですが、支払う保険料自体は安いので、実際は子供の年金の代わりになれば、と思って加入したのでした。

もちろん損しない程度の年齢で結婚費用として渡しても良いのですが、この先の国の年金システムが変わっていくことを考えれば、老後の資金は重大問題です。
遺産を遺すことはまずあり得ないので(笑)、せめて子供にこの保険を残してやることが出来れば、親としても本当に嬉しいと気付き、解約するつもりで取った電話を下ろしました。

「家族」は何だかんだ言っても一番長く「関係」が続くもの

今は時代の変化がすさまじく、色んな事が今まで経験したことのない早さで変わっていっているのを実感することが多くなりました。
保険だって保険会社がどうなるのかということは分かりません。そういう意味ではリスクはありますが、将来というのは誰にも分からないため、多少のリスクはつきものです。

でもおそらく「家族の関係」というのは、平均で50年間くらいは続いていくはずです。
そして保険は、その長く続く「家族を守るため」に存在しています。

さて今の世の中に、国など大きな規模以外のもので50年続くものを挙げることは出来ますか?

起業しても2~3年でつぶれる会社がほとんどで、10年続けば優秀だと言われましたが、そのスピードはこれからも加速していきそうです。また、老舗と呼ばれる会社も生き残りが難しくなってきて、社会全体で新陳代謝が活発になってきています。

個人レベルでも人間関係というのは居場所が変われば自然と変わっていくものですが、こと「家族」というのはたとえ国外に居ても「家族」であり、そのメンバーが亡くなれば、その後のことは家族の者が取り仕切っていくことになります。

お墓を残してくれたお父さんへして上げられること

生前にお墓を建てたある施主様のお話。
その5年後くらいにご主人がお亡くなりになり、ご自分が眠るお墓を作ってから逝ってしまわれたので、残された奥様はご葬儀の後もお墓を建てることに翻弄せずに、落ち着いて納骨できたとのこと。

納骨後は毎日お墓参りをされ、三回忌を前に一度お墓のクリーニングをしたいとお電話いただきました。
「お墓のことは何の心配もしなくて良かったから、今度は私がしてあげたい」

生前にお墓を建てた後、お墓の開眼供養をしたときに、
「ここに自分がいつか入るのかと思うと、安堵感からか涙がこみ上げた」と言われた奥様。
先にご主人が入ることになりましたが、お墓をキレイにしたいという想いは、故人への感謝であり、亡き後でもお墓を通して、その想いを伝えることができるのかもしれません。

今後のお墓と墓地の展望

最近では家族構成が変化し、墓を維持していく人が減るという問題が大きく取り上げられるようになってきました。
そのときに墓地側が、「永代使用権」でなく、期間を定めた契約にするという考えが出てくるようになりました。

その時の目安として、「50年」という一つの単位が出ています。

結婚して家族となって50年。その後に子供が結婚し、また家族がつながり、そんな遠くに行かなければ、100年続くかもしれません。
そして100年続いているお墓を守っている人達もおられます。

残していく人と残される人。
それが続く限り家族に終わりはなく、先祖代々という「家制度」はすでにありませんが、親子関係だけをとっても50年間は続く強固な関係。

家族崩壊という言葉も見聞きしますが、実際は人の寿命が伸びた分、家族一単位の関係も少しずつ伸びている。
これはまぎれもない事実のはずです。

この記事を書いたプロ

株式会社スナダ石材 [ホームページ]

石職人 砂田嘉寿子

富山県富山市西二俣612 [地図]
TEL:076-427-1160

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