コラム

 公開日: 2016-01-07  最終更新日: 2016-10-03

東京タワー ~和型墓石とデザイン墓石と、時々樹木葬~

新年おめでとうございます!
富山の墓石専門店㈱スナダ石材のメモリアルアドバイザー、砂田嘉寿子です。
昨年中は大変お世話になりました。

正月休みに、カフェで読んだ雑誌のコラムを題材に、このコラムを執筆しています。
そして、リリー・フランキーさんの小説のタイトルをパクりました‥。小説読んでもいないのに…。
これを機に、リリーさんの小説も読むことを、新年の誓いにしたいと思います!

病室から見ていた東京タワーに感じた想い…

ちなみにそのコラムが掲載されていたのは、「家庭画報」だったかもしれません(間違っていたらすみません汗)。

入院中だった筆者が病室から毎日見ていたのが、そびえ立つ「東京タワー」。
ふさぎがちになる気分も、東京タワーを眺めることで何となく癒される。

人間は、なぜだか「高い塔」を建てたがる。
そしてそれは「いつも変わらない」不動の存在であり、そこに安心を覚えるのかもしれない、
というような内容でした。

人はなぜ「塔」を建てるのか

都市には、こうした高い塔が見受けられます。エッフェル塔しかり、スカイタワーしかり、京都タワーも。
そして、塔といえば「お墓」も石塔です。

和型墓石と呼ばれる従来型の昔からあるお墓は、中世のお墓である「五輪塔」を簡略化したカタチなのですが、スナダ石材が自社加工していた頃によく建立していた和型墓石は、本当にそびえ立つように墓地に建っています。

和型墓石byスナダ石材

「富山型」とも言いますが、10年前以前は富山ではこれがお墓の基本形でした。もちろん現在もこのようなお墓を建てられる方は当然いらっしゃいます。
富山のお墓は納骨堂が大きいので、自動的に石塔の高さも高くなるのですが、このようなカタチを前にするとどうでしょうか。
自然に「拝む」という気持ちが湧きあがり、手を合わせたくなるのではないでしょうか。

塔を目の前にすると、そしてその塔が高ければ高いほど、人間はその大きさに圧倒され、おののき、自身の小ささを感じ、謙虚になるように思います。

そして雑誌のコラムにあったように、いつも変わらない、不動の物を見ることで逆に安心感を抱くという不思議。
私達は何だかんだと言いながら、諸行無常の日常に揺れながら、絶えまない変化にさらされていることをしっかり実感しているので、「変わらないもの」に畏怖心や憧れがあるのかもしれません。

「生きている」ということは、「変化」していくことに他ならないですもんね。

高さが低いデザイン墓石。そして、自然の変化を楽しむ自然葬

和型墓石が「拝む」カタチであるなら、洋型やデザイン墓石は低く、「同じ目線」で手を合わせます。
これは心理的にも、和型墓石との大きな違いだと常々思っていました。

デザイン墓石byスナダ石材

掃除がしやすいなどの機能的な側面もありますが、これは家族のカタチの変化、「家」そのものの考え方の変化でもあると思います。
「拝む」というよりは、「語り合う」。
より私達のコミュニケーション能力が発達したとも言えるような気がしています。

どちらにしても墓石は、材質面でも「不動」なものであるので、そこが私達が「安心感」を持つ所以であると思います。

では、樹木葬などの「自然葬」と言われものは、どうなるのでしょうか。

たとえば樹木葬は、墓石の代わりに好きな樹や花が植えられるのですが、樹や花には「生命」があるので、不動どころの話でなく、絶えまない変化が起こります。
そう、私達生きている人間と同じ存在なのです。

そのために遺族の「お墓と思えない!」という声が上がるわけですが、もしかしたらそこには、「不死」や「生まれ変わり」への憧憬があるのかもしれません。

終わりに

元のコラムには、「お墓」というキーワードはもちろん一語も出てきてなかったのですが、職業病でしょうか。「塔」という言葉に引っ掛かり、色々と連想をしてみました(笑)

今年も皆様に色んな想いを馳せる材料になるようなコラムを、私も執筆できるよう精進していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

◇1956年創業、1500件以上の建立実績
  └ご家族の想いをカタチにする墓石専門店
  http://www.e-isiyasan.com/

この記事を書いたプロ

株式会社スナダ石材 [ホームページ]

石職人 砂田嘉寿子

富山県富山市西二俣612 [地図]
TEL:076-427-1160

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