コラム

 公開日: 2016-02-01  最終更新日: 2016-10-03

慰霊碑と墓石が抱える共通点 ~今日の朝刊より~

今日から2月ですね。
富山の墓石専門店㈱スナダ石材のメモリアルアドバイザー、砂田嘉寿子です。

2月は日数が短いので、あっと言う間に終わる月。
ボーっと過ごしていたら、いつの間にか3月になっていた、なんてことがないように、今月は何でもササッと取りかかるようにしようと思います。

ということで、さっき目を通した新聞記事を元にこのコラムを書いています。コラムのネタは他にもあるんですが、アップしないうちに日が経って忘れることもしばしば…。
今日は思いついたことを忘れないうちに書きなぐります(笑)

慰霊碑の老朽化と世話人の高齢化

厚労省の2014年度の報告によると、全国にある「慰霊碑」約1万基の内、管理状況が不良、または不明のものは約45%にのぼるそうです。富山県内の慰霊碑の総数は約300基あり、管理不良と不明のものは約33%でした。

管理者の高齢化や代替わりなどがあり、管理者が不明になっているところも多いようです。慰霊碑も老朽化し、地区の遺族が減っていくと、清掃や維持・管理が大変になるという問題が出てきています。

維持・管理が難しくなるという点では、慰霊碑や墓石に関わらず家なども同様です。
老朽化にともない撤去されていく慰霊碑もあるそうですが、「祈りをささげる場所」があることで、戦争について考える機会になり、それが平和へとつながるという遺族会の会長様のお言葉は、「墓石」にも大いに通じるところがあります。

私達は、この「場所」について、どう考えていく必要があるのでしょうか。これには時間をかけて考える必要がありそうですね。

慰霊碑のカタチの変化は墓石と似ている!?


平和の碑
掲載されている写真は、立山町が五百石地区の忠魂碑を撤去し、新しく町の平和記念碑を建て替えたものです。

慰霊碑

撤去された忠魂碑は、昭和8年に建てられたもので、高さ約13メートルもある塔になっていました。
忠魂碑や慰霊碑というのは、わりとこういう「高い塔」が多いと思うのですが、私達はこの「高い塔」を前にして、戦没者への畏敬の念を抱いています。
畏敬の念などの心情を抱く建立物としては、「高い塔」は大変適しています。私達は、大きな物、高さのある物には畏れと、そして相反する安心感を抱きます。

ですが、新しく建て替えられた「平和の碑」は、目線が低く、横に拡がっているデザインになっています。
縦から横へ。この変化が意味するものは何でしょうか。

これは、墓石のカタチの変化とも似ていますが、戦没者の遺族が減っていくなか、「畏敬の念」を抱く慰霊碑から、皆で平和を考え、それを拡大していくという想いが込められているとも言えると思うのです。

「平和」がこの石のように大きく広がり、そして不動のものであるようにと願いを込めたのかもしれません。
慰霊碑がこうして「平和の碑」に生まれ変わることは、戦没者の方々の願いでもあると思うので、この立山町の動きが、ひとつの事例として広まっていくと良いですね。

慰霊碑の維持問題の記事から私が読みとったことは、このようなことでした。
ちなみに、まだまだ個人的には興味深い記事がありましたが、またそれは機会があれば忘れないうちにアップしたいと思います(笑)

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