コラム

 公開日: 2016-10-04  最終更新日: 2016-11-08

デキる人は必ずやっている「メタ認知」をやしなう墓参りの効能

最近、心理学界隈で注目されている「メタ認知」。耳にしたことはありますか?

自分

「メタ認知の「メタ」とは「高次の」という意味です。つまり、認知(知覚、記憶、学習、言語、思考など)することを、より高い視点から認知するということです。メタ認知は、何かを実行している自分に頭の中で働く「もう一人の自分」と言われたり、認知についての認知といわれることがあります」
(奈良教育大学HPより引用)

この概念そのものは、1970年代に広まったものなのですが、最近またこのキーワードが注目されるようになっています。
それは、「デキる人は自然にメタ認知を行っている」ことが分かってきたからです。

サッカー・本田圭佑選手のもう一人の「リトル本田」


本田圭佑選手 wikipediaより

本田選手がイタリアのACミランに移籍することを決めたときに、もう一人の自分・リトル本田が出てきたことをご自身が明かしました。
「心の中の“リトル本田”に聞いたんです。どのクラブでおまえはプレーしたいんだと。そしたら“リトル本田”がACミランでプレーしたいんだ、と答えたんです」

本田さんは現役選手でありながらサッカースクールを経営するという手腕を発揮しています。さまざまなシーンで、つねに自分の行動を客観視できる力が備わっているのかもしれませんね。

シンガー・矢沢永吉さんのもう一人の「矢沢」


矢沢永吉公式サイトより

また矢沢永吉さんの伝説的に有名な言葉にも、メタ認知が現れているといえます。

「俺は良いけど矢沢がなんて言うかな?」

これはスタッフがミスをして謝罪したときに、矢沢永吉さんが答えたときのエピソードらしいのですが、まるで「俺は良いけど、ボスはどうするかわかんねぇよ」的な恐ろしさも感じます。
スタッフとしては相手は同一人物なので、その場で「バカヤロー」と怒られてしまった方がよほど気分がラクだったかもしれません(笑)

墓参りでやっているのは「メタ認知」

有名なお二人を例にあげましたが、成功者といわれる人にはたいていこうした自分を客観視できる能力であるメタ認知が備わっていたり、無意識にそのトレーニングをしていることが、最近いろんな分野で語られるようになりました。
もちろん現代だけでなく、過去の偉人にもそういった面が見られたでしょう。

そして私たちが慣習のように行っている墓参り。
これ、実は「メタ認知」をやしなうのに最適なツールではないかと思うのです。

お墓参りというのは、お墓に眠っている人に会いに行くものと決まっていますが、同時に私たちはお墓に眠っている人から見られている自分を感じているはずなのです。

日本人の物体との境界を超える感覚はお墓参りの場面でも生かされ、それがメタ認知能力へとつながっていくのではないかと感じています。

たしかに成功者というのは、お墓を大事にする人が多いイメージがあります。もしかしたら彼らは、先祖代々のお墓を自分が生きて活躍していく糧にしている、いや、結果としてそうなっているのかもしれません。

終わりに

何か最近、自意識に固まりすぎて辛いな~と感じたり、自分を俯瞰してみることができないと感じている方は、もしお墓があればお墓参りに足を運んでみてください。

よく海や山に行って自然を感じると悩みが晴れるとも言いますが、自然は気持ちをラクにはしてくれても、「自分を見つめる」という点では、それはあまりにも大きく漠然としているため、本来しなければいけない「自分を客観視する」ことができず、逃避しているだけになる場合があります。

自分の軸足を定め、見据えたいというときには「不動のお墓」の存在が、きっとあなたに、あなたのことを語りかけてくれるはずです。
今は秋の彼岸も終わり、墓地にはそれほど人が多くない時期です。この時期の墓参りは、もう一人の自分を感じるには最適の季節でもあります。

以上、もう一人の砂田がお伝えしました!

※このコラムを最後までお読みになった方は、ぜひこちらも参考にしてみてください!

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