コラム

 公開日: 2017-04-25  最終更新日: 2017-04-28

ないないない 石じゃない!~あの石材店にあってスナダ石材にない【3つ】のこと~

どの業界の、どんなお店でも「営業トーク」があるものです。
これは石材店も同様です。
自社の強みをアピールするのは当然のことですもんね。

しかしそのアピールポイントが、ほんとうにお客さまのためになるのか。ほんとうに望まれていることなのか。
突き詰めるとそれは「本質」なのか?まで考えると、どうもそう思えないというのが今回のテーマとなっています。

たとえば、「人」においても同じことが言えます。
必要以上に「〇〇をやっています!」と大声でアピールすることよりも、逆にしていないことや言わないことが、その人の本質を表していることってないですか?

石の性質

そんなことを踏まえながら、他の石屋さんにはあるけれど、スナダ石材にはないものをお伝えした方が、私たちの考えがより伝わるのではないかと考え、あまり気が進まなくもないのですが、私たちの「3つのない」をお伝えさせていただきます。

石の吸水率や硬度で「石」をすすめない ないないない・その壱

石屋さんによっては、この「石の性質」を基本として商談をすすめるところもあります。もしかしたら、そっちの方が多勢派かもしれません。
「この石は〇〇だから、おススメする(しない)」や「石の大事なことは吸水率と硬度です」などと言われたり、または石材店のHPにそのような情報が記載されているのを見るかもしれません。

石の吸水率や硬度が高いとどんな良いことがあるかというと、墓石の「経年変化」が少ないことです。
それ自体はとても良いことで、たしかにお客さまのためになることかもしれません。

しかしそこを追求するあまり、「石の経年劣化や変化は悪」という風潮が生まれてしまいました。

実際にそういったことを右へ倣えで言ったこともありますが、最近ではお客さまに必要な情報でない限り、私たちがこの点を強調して伝えることはありません。

なぜなら、お墓(墓石)の本質はそこではないと考えるからです。

お墓というものは、「私たちが生きる時間と空間軸を超えられるもの」であり、そのために欠かせないことが「時間の変化を感じとること」だからです。

お墓の本質は「時間の変化」であり、それがお墓の「価値」

お墓は私たちが生きる「今」という時間軸を超え、そこで出逢える場所=空間です。

「もしあの人と同時代に生きていたらなぁ」と思う偉人や有名人が誰にでも一人くらいはいるはずです。
しかしもし同時代に生きていたとしても、実際に逢えるとは限りません。現実には、立場や生きている場所があまりに違いすぎて、遠くから憧れるだけで出逢いを果たせずに終わる可能性が高いでしょう。
しかし時代が移り変われば、その偉人のお墓参りに行くことができ、そこでその人との出逢いを果たすことが可能になります。

また、あなたが死んでしまった後。
あなたの子孫、またはあなたが残した何らかの功績で人生が変わった人が存在したとします。
その人があなたとの出逢いを叶える場所、それがお墓なのです。

いくら寿命が延びたとはいえ、時間は刻一刻と変化するものであり、時間を止めることはできません。
私たちにあるのはいつも「今」であり、今はすぐに過去へと変化していきます。
お墓の経年変化はその時間が刻まれた証です。

でも不思議なことに、お墓がある墓地というのは時が止まっているかのように静寂な空間でもあるため、私たちは時を超えた出逢いをそこで感じとれるのです。

変化することを悪だと考えるなら、むしろお墓を石で建てる必要がなくなります。
それならば、屋内でスチール製のお墓にするべきです。そうすれば変化は少ないはずです。

また、人は変化していくとわかっているからこそ、そのものを大切にしようという感情が湧きあがるのだと思います。
変化が少ないものは、それほど手をかけなくても大丈夫なので自然と放っておいてしまいます。
子どもでも、手のかかる子ほど大事に育て、しっかりしている子ほど放任になりますよね。

まとめ

時間を超えられるもの。
それがお墓であり、お墓の変化を忌み嫌うことは本末転倒な気がするのですが、「変化が嫌いです」とアピールしているのが石屋さん自身であるというおかしな現象が、ここしばらくずっと続いているように感じています。

厚切りジェイソンであれば、「Why 日本の石屋さん!」と叫びたくなるはず…。
結局のところ、石屋はお墓の価値でなく、石を売ることから脱却できなことが大きいのでしょう。

石それぞれの魅力と、石の性質を同列だと考えないし、語らない。
スナダ石材は「石の性質は墓石の本質ではない」と考えています。

ということで、「3つのない」のその壱編でした。

ないないない・その弐「寺院や霊園の指定墓地」に続く。
ないないない・その参「営業マンがいない」

┌─富山県にてお墓を建てる方へ
└─────────────────────────────────
 ◇お墓の正しい知識をご案内します。
  └お墓を購入される前に知っておいた方が良いこと。
  http://www.e-isiyasan.com/message/index.html
  ────────────────────────────────
◇建てかえるまでもないが、生じた傷みを直したい!方へ  
  └墓石の細かい補修・お墓リフォーム・墓石クリーニングも承っております。
  http://www.e-isiyasan.com/cleaning/index.html
  ────────────────────────────────
◇お客様からいただいた感想をご紹介いたします。
  └お客様からいただく声を一部ではありますが、ご覧ください。
  http://www.e-isiyasan.com/voice/index.html
  ────────────────────────────────
◇1956年創業 「お墓のまもりびと」をサポートする墓石専門店
http://www.mamoribito-toyama.com/

この記事を書いたプロ

株式会社スナダ石材 [ホームページ]

石職人 砂田嘉寿子

富山県富山市西二俣612 [地図]
TEL:076-427-1160

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
とやまシニアライフ応援団
終末期医療 在宅介護

第1部 10:00~40 ハッピーエンディングカード体験相続、介護、終末医療、退職金活用、葬儀・お墓・セカンドライフ・・どこまで準備できているのか、これか...

まもりびと
墓石クリーニング 墓そうじ

お墓についてこんなお悩みありませんか?「お盆の墓参りの前に気になることが…」「拭いても落ちない汚れをどうにかしたい」「そういえば、もうすぐ〇回忌…」...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
砂田嘉寿子 すなだかずこ

デザイン墓石で想いをかたちにするお墓づくりをサポート(1/3)

 スナダ石材は“想いをかたちにするお墓づくり”をモットーに掲げ、施主の要望に応えるオリジナルデザインの墓石を数多く手掛けています。メモリアルアドバイザーの砂田嘉寿子さんは「お墓づくりは個人と家族の時間に想いを寄せるきっかけにもなります。自分...

砂田嘉寿子プロに相談してみよう!

北日本新聞社 マイベストプロ

お墓の改葬・墓じまいについての悩み解消

会社名 : 株式会社スナダ石材
住所 : 富山県富山市西二俣612 [地図]
TEL : 076-427-1160

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

076-427-1160

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

砂田嘉寿子(すなだかずこ)

株式会社スナダ石材

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

お母様の納骨法要前に墓石をクリーニング

お母様の納骨法要までに、お墓をキレイにしてほしいというご...

S様
  • 50代/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
過去はサル。欲しい未来をトルために来年こそは飛び立とう!
イメージ

こんにちは!メモリアルアドバイザーの砂田嘉寿子です。あなたにとって、2016年はどんな年だったでしょうか。...

[ 店舗情報 ]

【お墓の経済学】お墓を大切にしたい気持ちは「行動経済学」で説明できる!
イメージ

10月といえば「〇〇の秋」。そして、毎年10月に発表される「ノーベル賞」の秋でもあります。今年のノーベ...

[ 墓石クリーニング 墓石リフォーム 施行例 ]

墓に眼あり!泰平の世を願う「春日野局の墓」 編
イメージ

お墓を新しく建てると、「開眼供養」といって墓石に魂を入れるための「入魂式」を行いますが(宗派により別称あり)...

[ お墓 古今東西 ]

【素焼きのままで】骨壺とお骨の奇妙な関係
イメージ

先日、このようなお問い合わせをいただきました。「お墓のお骨壺が割れてしまったので、新しい骨壺をお寺で用意...

[ お墓に納骨 ]

今、お墓が「エモい」!ココロおどるお墓を作ろう♪
イメージ

国語辞典などで知られる三省堂が、2014年から発表している「今年の新語」。今日は、2016年の大賞で第二位となっ...

[ 新しいお墓作り ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ