コラム

 公開日: 2017-11-21 

デジタルメディアは石の記憶力を超えられるのか!?

アナログ派とデジタル派。
世代によっても違いはありますが、今はいろんなことがデジタル化されてきています。

「情報を保存する」ことにおいても、企業も個人も紙媒体での保存より、デジタルで保存する方向にきていますね。
「デジタル遺品」という言葉も出てくるようになり、デジタルでの保存は紙などのアナログのメディアよりも、長期間残るというイメージがないでしょうか。

実はこれが大間違いで、デジタルよりもアナログの方が、保存期間は断然長いのです。

ASCII.JP×デジタルより 日立製作所制作

カメラで撮った写真などハードディスクで保存しているものも多くありますが、ハードディスクそのものは保存状態が良くても10年以上は持たないことがわかっています。
記憶容量はたしかに大きいのですが、期間では古代の和紙や粘土板の1000~5000年に比べると100分の一。
え、そうだったの?って拍子抜けしますよね。

上の表には「石」は記載されていませんが、石に彫られているデータ(文字)は、和紙と粘土板の中間くらいの期間、記憶として保存されています。

上野三碑 日経新聞より

その事例として、ユネスコの「世界記憶遺産」に登録された群馬県の「上野三碑 こうずけさんぴ」があります。
上野三碑、観光客受け入れ整備へ 記憶遺産に登録

「漢字の書体や石碑の形状に当時の最先端の中国文化の影響がみられるなど、東アジアの文化交流を反映していると評価されている。横島会長は「(古代の政治や生活を伝える)石に書かれた風土記」に例える。」(記事より引用)

石に書かれた風土記。
容量的には小さいので、現代でいうところのTwitterくらいの文字量、もしくはそれ以下を残せる記憶媒体としては、石はこのデジタル時代においても十分に戦っていけるアナログ媒体の代表選手といえそうです。

後世に残る軌跡の記憶

その地に伝わる文化を後世に伝えていくために、「石に刻む」石碑は各地にあります。
こちらは、魚津市にある上杉謙信の歌碑。
謙信公が越後軍を率いて越中へ進入し、魚津城外で思わず旅愁をそそられて口ずさんだ一句が刻まれています。

「武士(もののふ)の よろいの袖をかたしきて 枕に近きはつかりの声」

上杉謙信 歌碑 魚津市

その魚津城址の石碑。

魚津城址

先日、ある大きな墓地でお墓を探していたときのこと。
古い墓地ということで、戦死した方が埋葬されているお墓が多くありました。

家墓の横に立つ石碑には「ビスマルク諸島にて」と刻まれていたり、「南方諸島にて散る」といった言葉が刻まれ、南方作戦で散った若い命の軌跡に胸が締め付けられました。

100年以上残したい言葉は石に刻もうか

これからはデジタルでも、もっと長い年月の保存に耐え得る記憶メディアが登場するかもしれません。でもアナログの記憶媒体は、その感触もふくめて残していけるので、感覚的な記憶を残していく意味でも、もっと見直しても良いかもしれませんね。

墓誌 立山連峰

たとえば、お墓の横に据え付けるメモリアルストーンや墓誌もそうですし、富山のお墓は納骨堂が広くキレイなので、そこをタイムカプセルみたいに使うこともあってもいいと思います。

「子孫に残したいメッセージ」として、「Never Give Up!」といった石板を残すのも面白いかも!
いや、あきらめることも時には必要なので、この言葉にする必要はないですが(笑)

ここ最近は、旅立っていく人は「モノを残さない」ようにしないといけない傾向にありますが、モノではなくその人の軌跡や知恵、メッセージ、想い出は逆にしっかりと残したいという気持ちがあるのではないでしょうか。

そんなときに記憶装置としてのお墓を、「記憶メディア」として活用していくのもアリなのではないかと思います。
我が家の記憶遺産として―。

石板を残したいという方はこちらまでご相談ください!


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